借金問題を解決するために最初にとるべき行動は、はじめからもう債務整理をするしかないと諦めるのではなく、本当にどうにもならないか検討することだと思います。
借金を抱えていて返済に困っていても、家計簿をしっかりつけて支出を減らしたりすることで借金完済の目途が立ち、借金問題を自力で解決できることもあります。借金に苦しむことになる人の特徴には、お金の監理がずさんなことが挙げられるので、たとえ借金問題を解決できなかったとしても、今後のために家計簿をつけて倹約するのはとてもよいことだと言えます。
支出を見直すことと同時に、今ある資産をオークションやフリマアプリなどで売却してみることでも、借金問題解決へつながることもあります。
どうしても自力で解決できない場合は、親や兄弟などの親族に助けてもらうことをおすすめします。
親などに相談してもどうにもならないと勝手に思い込んで一人で何とかしようとする方も多いですが、思い切って相談してみたら借金をすべて代わりに払ってもらえたり、それはできなくても無利子でお金を借りることができたりして、借金問題から解放されたという方は大勢います。
親族からお金を借りることになって結局借金問題を解決できないとしても、債務整理をしなければブラックリストに載ることはないので、引き続きクレジットカードなどは使用できるというメリットが得られます。
債務整理をしないで借金を返済し続けるには、おまとめローンを利用する方法もあります。
借入先が複数ある場合に、その総額をある銀行や消費者金融などから借り入れして借金を一本化して返していくのがおまとめローンです。誰でも利用できるわけではありませんが、安定収入があるサラリーマンなら利用できる可能性はあります。
おまとめローンを利用できれば毎月の返済額を減らすことも可能になり、借入先が複数あると管理が困難で返済計画も立てにくいですが、一本化することで管理がしやすくなって返済計画を立てやすくなるというメリットも得られます。
借金問題を解決するために他社から借入しようとしたり、ギャンブルやFXなどに手を出したりすることはしない方がよいです。
すでに多重債務者になっていて借金の返済に困っているなら、他社から借金を重ねることは難しいと思いますが、借入先が増えるほど返済は苦しくなり借金解決は難しくなります。
ギャンブルや投資により借金を返済しようとすることはとても危険です。ギャンブルや投資により借金を増やしてしまうと、債務整理の選択肢が減ってしまうことにもなりかねません。
借金の返済は確実な収入源から行うことが重要であり、それが借金解決の近道と言われています。借金の返済に追われて苦しい状況に追い込まれても、夜逃げなどをして踏み倒そうとすることは絶対にしてはいけません。
それをするくらいなら弁護士に相談して債務整理をした方がよく、借金問題に精通している弁護士なら、その人に合った最適な方法を提案してくれます。