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過払い金の返還請求ではどのくらいのお金が戻ってくるの?

質問 かなり前から消費者金融会社からお金を借りています。借金をしなければいけないほどお金に困っているわけではないですが、結婚してからお小遣い制になり、月末に飲み代が足りなくなることがあるので、それを工面するために消費者金融のカードを作って便利に使用していました。
使用しているうちに借入できる金額も増えていきましたが、限度額まで借りたことはなく、最高時でも40万円程度の借入しかしたことはありません。
ということで、過払い金があるかもしれないことには前から気づいていましたが、請求しても大金を取り戻せるわけではないと思っていました。
しかし、私と同じようなカードの使い方をしていた友人が多額の過払い金をゲットしたと聞いて、もし自分にも数十万円の過払い金が戻ってくるなら返還請求をしたいです。
過払い金の返還請求ではどのくらいのお金が戻ってくるのでしょうか?それを知る方法があれば教えてください。
弁護士事務所に行けば調べてもらえるのでしょうが、もし可能ならお金をかけないので自分で何とかしたいと思っています。自分で過払い金の返還請求をするデメリットやリスクがあれば、それについても教えてください。
弁護士事務所に任せた方がよいというのであれば、過払い金の返還請求を依頼する弁護士事務所を選ぶポイントも併せてご回答いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
yajirusi
A

簡易計算シミュレーションツールなどで確認することも可能です

過払い金の返還請求を検討している方にとって一番気になるのが過払い金の額だと思います。基本的には、取引金額が多くて取引期間が長いほど過払い金の額は大きくなります。
例えば、50万円を10年間借りたり返したりした場合は、目安として50〜80円程度の過払い金が発生するケースが多いです。ただし、過払い金は満額返還されることは少なくて、貸金業者や依頼する弁護士事務所によって返還率は異なります。
そこで、過払い金をできるだけ大きくしようと自分で何とかしようとする方もおられるようですが、素人が過払い金を取り戻そうとすることはおすすめしません。なぜなら、過払い金の返還請求には複雑な計算が必要になる他にも、貸金業者との交渉や、場合によっては裁判に発展することもあるからです。
貸金業者側も、素人が相手の場合は取引履歴を開示しなかったり、話し合いに応じてくれなかったりすることもあります。過払い金の計算を間違うと、貸金業者とトラブルになって、過払い金を全く取り戻せなくなることもあります。
ということで、過払い金の返還請求は弁護士に任せることがおすすめで、そうすれば正確な過払い金の額を知ることもできます。
弁護士事務所に依頼する前に、過払い金の目安を確認する方法もあります。それは、簡易計算シミュレーションツールや無料でダウンロードできるエクセルの計算ソフトなどを活用することです。
過払い金の返還請求に強い法律事務所などが提供しているのが「簡易計算シミュレーションツール」で、借入金額と借入期間を入力するだけで、発生する過払い金を計算してくれます。簡単計算シミュレーションツールでは貸金業者ごとの借入金額や金利、完済時期などを入力できないため、実際の計算と診断結果は異なります。
インターネット上には無料でダウンロードできるエクセルの計算ソフトがあるため、パソコンでエクセルが使えるなら貸金業者から取引履歴を取り寄せて自分で計算することもできます。これだと正確な金額を算出できますが、ソフトに入力する項目が多くて、内容を一つでも間違って入力すると正確な金額にはなりません。
発生している過払い金の額を知りたいなら、無料相談ができる弁護士事務所に問い合わせることをおすすめします。そうすることで、事前に事務所の対応も確認できるメリットも得られます。
過払い金の返還請求を依頼する弁護士事務所を選ぶ大事なポイントは、過払い請求の経験や実績が豊富かどうかです。弁護士にも得意分野と不得意分野があり、経験や実績が乏しい弁護士だと正確に過払い金請求をすることが難しいといえます。
過払い金の請求には法的措置のスピードも交渉力も必要になるので、経験と実績豊富な事務所に依頼した方が安心です。
過払い金に強い弁護士を探すには、ネットの上の口コミや評判も参考になります。ネット上の口コミを鵜呑みにすることはできませんが、悪い口コミや評判がある事務所は避けた方がよいです。
過払い金の返還請求を依頼する弁護士事務所を探すときには、弁護士費用が適切などうかも必ず確認しましょう。
弁護士費用の体系は、各事務所が自由に決められるようになっています。弁護士費用の内訳は、「相談料」「着手金」「報酬金」「実費」などで構成されていて、事務所によってかからない費用もあります。
費用体系をきちんと確認しないで依頼した場合は、想定していた以上の弁護士費用が発生することも考えられます。したがって、相談時にはかかる費用を納得できるまで確認して、依頼先を決めましょう。
依頼先を決めるときには、弁護士だけでなく事務員などのスタッフの対応の良さも考慮した方がよいです。
法律事務所によっては、進捗状況の報告などの連絡を事務員がおこなうこともあります。過払い金を取り戻すにはある程度の時間がかかるので、話しやすさやコミュニケーションの取りやすさなども事務所選びの重要なポイントになります。
過払い金請求に強い弁護士を選ぶには、依頼者にとって不利な情報も伝えてくれるかを基準にするとよいです。
過払い金返還請求を実行すれば払い過ぎた利息を取り戻すことができますが、返還される過払い金で残債全額を返済できない状況だと信用情報機関に登録されてしまいます。
いわゆるブラックリストに登録されることになり、住宅ローンや自動車ローンの審査が不利になったり、クレジットカードが使用できなくなったりなどの悪影響が生じる可能性があります
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