横浜SIA法律事務所
電話
faq
Q

自己破産をしないようにするにはどうすればよいの?

質問 私は横浜在住の普通のサラリーマンです。約2年お付き合いしている彼女がいて、できれば結婚したいと思っています。しかし、一つ結婚するには大きな問題があり、それは借金の返済に困っているということです。
自己破産しても会社を辞めさせられるようなことがないことはすでに確認済で、私としては借金を0にして新しいスタートを切りたいという気持ちが強いですが、さすがに自己破産をしてしまうと彼女には許してもらえても、彼女のご両親を納得させる自信がありません。
自己破産者であることを隠して結婚したとして、結婚後にその事実が判明したことを考えるとゾッとします。それに職は失わずに済んだとしても、会社や取引先にそのことを知られるとお金にだらしない人とか人生に失敗した人などのレッテルを貼られてしまうと思うので、そのようなことも避けたいです。
もちろん、この世の中には自己破産をしても立派に人生をやり直している人もたくさんいることも承知しているので、私自身は自己破産者に対して決して悪いイメージを持っているわけではありません。
自己破産をしないで結婚する方法や、現状から上手に脱する方法があればぜひ教えてください。
yajirusi
A

借り換えなどいろいろな方法で借金問題を解決できます

どうしても自己破産したくないなら、まずは信頼できる人に借金で困っていることを話して、助けを求められないか確認してみましょう。それができないなら、借り換えすることから探ってみればよいと思います。
借金問題を解決するための正しい答えはないですが、借金の返済をできない状態を放置してしまうと最悪財産を差し押さえられて、債権者から職場に連絡がいくようなことにもなりかねませんので、早めに対処しましょう。
とは言っても、借金で困っていることはできる限り周りに知られない方がよいので、まずは親兄弟に相談してみましょう。結婚を約束している彼女がいるなら正直に現状を伝えて、今後の判断をゆだねてみましょう。
正直に現状を伝えて、今後真面目に生きていくことを分かってもらえたら、身内からお金を融通してもらえることになるというケースも少なくありません。
嫌われるのが嫌で自分で借金問題を抱えこんで自己破産をしたら、後から実はきちんと相談したら助けてもらえたことが分かって後悔したという人も大勢いるようです。一度自己破産してしまうと取り返しがつかなくなってしまいます。
身内に助けてもらえないことが分かったら、借り換えできないかを探ってみましょう。借り換えは、身内に助けてもらうよりもリスクが小さい解決方法とも言えます。
親兄弟や結婚相手という親密な関係でも、お金が絡むと人間関係がギクシャクしてしまうことはよくあります。身内からお金を融通してもらえたとしても、基本的はきちんと返済していかなければいけないため、完済するまで肩身の狭い思いを余儀なくされてしまうこともあります。
その点、借り換えという方法なら誰にも気を遣うことなく、毎月の返済の負担を減らすことができます。消費者金融やクレジットカードなどから高金利でお金を借りているなら、組合や共済などの低金利の借入先からお金を借りて返済すれば、返済が楽になります。
最近は、銀行や消費者金融で借り換え用の「おまとめローン」と呼ばれる商品も多く出していて、安定した収入があるサラリーマンなら審査に通れる確率は高いです。
特に小口の借入が複数ある場合は、借金を一つにまとめることで返済の負担を大幅に軽減できることになる場合が多いみたいです。借金は小口で複数する方が金利も高く設定される場合が多く、一箇所からある程度まとめて借りた方が金利の負担も少なくなるのが一般的です。
それに、複数社から返済の催促をされると精神的にもまいってしまいますが、1社だけならそのような負担も軽減できることになるようです。返済日も1回になるので、借金の状況が把握しやすくなり、お金の管理も簡単になります。
自己破産だけは避けたいなら、任意整理や個人再生を選択するという方法もあります。
任意整理というのは、お金を借りている債権者と今後の返済の負担を軽くしてもらえるように話し合いをする方法です。自己破産とは違って裁判所を介さずに行うことができ、面倒な書類の作成や裁判期日への出席などの必要もありません。
債務者自身で交渉しても良い結果にならないケースが多いですが、弁護士などに間に入ってもらうことで、上手く交渉してもらえる可能性が高くなります。
個人再生は、自己破産と同じく裁判所を介さなくてはいけませんが、借金の負担を5分の1〜10分の1まで大幅に減らすことが可能です。誰もができる方法ではありませんが、サラリーマンでも実施することは可能です。
自己破産だと財産を失うことになりますが、個人再生なら自宅や車などの資産を残すことができます。
どの方法が自分に合っているかは、信頼できる弁護士に相談に行けば判断してもらえます。近頃では無料で借金問題の相談に応じてくれる法律事務所も増えているので、まずは相談からはじめてみましょう。
無料メール相談はこちら
MENU