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自己破産するとどうなるのでしょうか?

自己破産を考えています。
起業して10年、たくさんの失敗と成功を繰り返してきました。
結果として、社員は100名、年商も10億を超える企業となりました。
しかし、ここ数年の不景気で売上が落ち込み、なんとか挽回するために、色々と金策をして、会社としての負債が35億円ほどあります。
全て、社長である私が連帯保証人となっており、個人では払うことはできないので会社を盛り返すしかないのですが、正直このままでは破産申請するしか方法がないというのが現状です。
なので、当然個人でも自己破産をする必要があります。
昔ながらの人間なので、自己破産すると色々とデメリットがあるというイメージがありますが、実際にどんなデメリットがあるのかはわかっていません。
自己破産すると一体どうなってしまうのか。
詳しく教えてください。
回答

実際のところ、自己破産をするデメリットはそんなに多くはありません

多くの方が誤解されているのですが、自己破産はそこまでデメリットは多くないというのが、私の考えです。
まず最初に知っておいてもらいたいことが、いくら自己破産します!といっても、すぐにできるわけではないということです。
自己破産は、裁判所が判決を出して始めて自己破産となるので、自己破産をする正当な理由を認めてもらうまでは、当然時間はかかるわけです。
ただ、自己破産しても、支払い義務が無くなるのは借金のみです。
税金とか保険料とか年金とかは免責されないので気をつけてください。
また、あなたが個人で借金をしている場合、例えば学生時代の奨学金の支払いが残っているという場合、奨学金の連帯保証人がいるはずなので、あなたの支払い義務が無くなっても、連帯保証人に請求がいくような形となります。
なので、事前に連帯保証人には自己破産をすることを伝える責任もあります。
自己破産のデメリットは、色々とありますが、一番気にしなければならないのは、いわゆるブラックリストに載るということです。
自己破産してから、平均すると10年はブラックリストに載るので、新しくクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりすることができなくなります。
ただ、しっかりと自己破産後に生計を立て直して、諸々の支払いや収入が増えれば、5年くらいでクレジットカードを作れることもあるようです。
ここは、個人の収入に応じてという形になるので、自己破産後のプランがしっかりと決まっていれば、そこまでデメリットではないかもしれません。
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