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Q

交通事故問題に巻き込まれないために覚えておくべきこととは?

質問 私が子どものときに父親が大きな事故を起こして、しばらく大変な想いをしていたことをずっと覚えていて、父は事故後車の運転をやめました。
車は便利なものだけど、ときには人の命を奪う凶器になることもかなり前に学んでいたこともあり、私は一生車の運転はしないものだと思っていたし、する気もありませんでした。
しかし、どうしても仕事で車を運転しなければいけなくなり、先月から自動車教習所へ通っています。
本気で転職することも考えましたが、転職しても今のようなお給料はもらえないので、悩みましたが仕事で必要なときだけ車を運転することに決めました。
どんなに安全運転を心がけても交通事故を避けられないことは承知していますが、交通事故問題に巻き込まれないために覚えておくべきことや、車を運転するにあたり注意すべきことがあれば教えて欲しいので、ご回答お待ちしております。

yajirusi

A

最低限のチェックは怠らないようにしよう

基本的なことですが、交通事故をひき起こさないためには最低限の車両チェックを怠らないことが大事です。
ときには凶器にもなる自動車を運転するには、社用車、事業用車についてはナンバーの色に関係なく点検・整備の義務があります。一般のドライバーにも道路運送車両法で「日常点検整備」が義務付けられていて、特に運転前のタイヤのチェックについては最重要の必須項目となっています。
タイヤのパンクは大事故を引き起こす要因となるため、最低でも月に1回はガソリンスタンドなどでタイヤの空気圧チェックをしてください。車を運転する前には、タイヤトレッド面の溝、サイドウォール(タイヤの側面)などにひび割れなどの異常がないかを目視するだけでも交通事故の回避につながります。
新車のうちは問題が起きにくいですが、走行距離が多くなってくる度に車に不具合が出てくる確率が高くなります。車から異音が出たり、警告灯が点滅したりなど普段と違うことに気づいたら、それを放置しないで早めに対処してください。
エンジン、排気系、トランスミッションなどさまざまな警告灯がありますが、車を運転する前にそれぞれの警告灯の意味をきちんと理解しておくことも交通事故の回避につながります。
自動車教習所に行くと、安全運転のための正しいドライビングポジションの重要性を教えてもらえます。最初のうちは正しいドライビングポジションを保ちながら運転しますが、慣れてくると運転がルーズになり、いつのまにはドライビングポジションのことすら忘れてしまう方も少なくないようです。
最適なドライビングポジションを取れていなかったことにより危険を回避できず、大きな事故に発展しているケースが多数確認されています。
正しいドライビングポジションを保つことは、自分だけでなく同乗者や事故の相手の危険を回避につながることを十分に理解して普段から運転してください。
今後どのようなことが起きるかを予想しながら車を運転することも、事故の回避につながります。これを「先読み運転」と呼びます。
車間距離の確保は安全運転の基本であり、交通事故を回避するのに特に大事なことです。
クルマの制動距離はタイヤの状態、乗車定員、車重、路面状況によって変わりますが、だいたい30km/hまでは時速の半分メートル程度となっています。このことをきちんと理解して、余裕を持った車間距離をキープしましょう。
ヘッドライトを早めに点灯させることでも、交通事故の回避につながります。特に日の入り1時間前後の薄暮時間帯は事故が起きやすく、この時間帯は車や歩行者、自転車などの相互発見が遅れたり、距離や速度がわかりにくかったりするとされています。
2020年4月以降に発売された乗用車にはオートライトの装備が義務付けされていて、ついついこの機能に頼ってしまうドライバーも多いようですが、自分の感覚を優先して対応することも重要です。
ヘッドライトを早めに点灯させることは、自車の存在を周りに知らせる重要な役割もあることを認識しておきましょう。
車の運転をしていると、渋滞に巻き込まれたりしてイライラするようなこともあります。仕事やプライベートで嫌なことがあったときもイライラしがちになりますが、運転中は寛容な気持ちを維持することが大事です。
イライラ運転は確実に判断力を鈍らせ、無謀な運転をひき起こしやすくします。
車が変わったときは、普段よりも運転に注意しなければいけません。特に車が大きくなったり、外車など操作の仕方が異なったりする車を運転するときには、事故を起こす危険度が増します。
運転前に操作方法をきちんと理解し、車幅などもよく考えて注意しながら運転しましょう。
雨天時や雪が降った日の運転には特に注意が必要です。運転に慣れていないならそのような日の運転は極力避けた方が賢明です。
自動車の運転に不安を覚えたときには、無理をしないことが重要です。

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