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Q

交通事故問題が起きる主な原因とは?

質問 仕事でどうしても必要になり運転免許を取得して、1年前にマイカーも購入しました。
小さい頃から運動が苦手で、運動神経がない私が車を運転するときっと事故を起こすと思い、敢えてこれまで運転免許は持たないようにしていました。
横浜生まれで家が駅の近くにあったので電車で用が足りるし、私の家族は誰も車を運転しないので、車に縁のない人生だと思っていました。さらに職場は東京で、仕事でも車はずっと使わないでよい環境下にいました。
しかし、この度唯一車が必要な地方への転勤を命じられ、そこにはほとんど電車も走っていなくて、社宅から職場に行くにも車がないと不便なので、仕方なくマイカーを所有することにもなってしまいました。
この1年間何とか事故を起こさず済みましたが、何度も危ない瞬間は訪れていて、運よく事故を回避できてきたというのが正直な感想です。
自動車教習所でも車の運転の危険性について教わりましたが、そのときは車を運転する実務に一杯一杯で、学科面に関しては本番の試験の前に集中的に勉強して合格したので、いけないことですが教習所で教わったことは実務以外ほとんど覚えていません。
実は先日同じ職場で働いている事務員が運転中に交通事故に巻き込まれて、大怪我をして長期入院を余儀なくされてしまいました。改めて車を運転する怖さを認識させられて、どうすれば交通事故に遭わないようにできるか真剣に考えています。
交通事故が起きる原因を把握しておけば、交通事故回避にもつながると思ったので質問させていただきます。
交通事故が起きる主な原因について詳しく教えてください。交通事故に遭わないための対策や、運転するにあたり注意すべきことがあれば、それも併せてご回答いただけるとありがたいです。

yajirusi

A

安全不確認が交通事故原因の第1位です

交通事故全体の原因で約3割を占めているのが安全不確認です。安全不確認とは、一時停止や減速など、すべきことはしたにも関わらず、安全に関する十分な対策をとらないことです。
運転初心者の頃には、ほとんどのドライバーが教習所で教わった通りに、一時停止の場所ではしっかりと車を停めて周囲を確認し、減速しなければいけない場所でも同じように周囲に注意を配ります。
しかし、運転に慣れてくると安全確認が疎かになってきて、一時停止はするものの一瞬停まっただけで周りもよく見ないですぐに発進するなどの行為を平気でするようになります。安全確認は交通事故を起こさないためにするものなのに、いつのまにか警察に捕まらないために行うことになっているという方は少なくないと思います。
交通事故の原因で次に多いのが脇見運転です。脇見運転は前を見ないで運転することですが、その原因で多いのが携帯電話やカーナビの操作、看板や外の景色を見ていた、落とし物を拾っていたなどです。
脇見運転は本当に危険な行為なので、運転中に他のことに気をとられるようなことをしてはいけません。運転以外にしなければいけないことが発生したら、一旦車を停止させてから行うことを心がけましょう。
動静不注意も交通事故の大きな原因となっています。これは、事故相手に気付いていたけど危険性を軽視して事故を起こすことで、対向車が停止するはずだとか、この距離なら信号が赤になるまで間に合うなど、自分の思い込みで事故を引き起こすことです。
漫然運転も交通事故の原因では上位に位置しています。漫然運転とは、ぼんやりと考え事をしながら運転することです。まさに運転に慣れてきたときに起きやすく、常に車は人の命を奪いかねない凶器であることを認識しておくことが大事になります。
ハンドル操作を誤ったり、適切な運転操作をできなかったりしたことでも事故が起きています。これは、漫然運転に次いで多い死亡事故原因となっています。死亡事故を起こしている約半数が高齢者という調査結果も出ています。
高齢者になると若いときのように思い通りに体を動かすことができなくなり、適切な運転操作ができなくなる可能性も高くなるので、安全運転をする自信がない場合は、積極的に運転免許証を返納することをおすすめします。それが人の命を救うことにもつながるのです。
一方、若者の間では自転車による事故が増えています。交通事故は車が起こすだけではなく、自転車でも人の命を奪うこともしっかり理解して、交通ルールを守って安全運転に務めましょう。
交通事故を起こさないためには、第一に安全運転を心がけ、ながら運転をしないことが大事です。特に高速道路で事故を起こすと大事故につながる可能性が高くなるので、こまめな休憩を取ることも大切です。
しかし、どんなにいろいろなことに注意しても、残念ながら交通事故は起きてしまいます。もし事故に遭ってしまった場合は、すぐに警察を呼んでしかるべき事故処理をし、自分で処理できない事態に陥った場合は弁護士に相談することをおすすめします。
そうすることで、交通事故問題を円滑に自分の有利な方向へ導くことができます。

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