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Q

交通事故問題を起こしたときに真っ先にすべきこととは?

質問 昨年運転免許を取得して、おかげさまでこれまで事故を起こしたことも交通違反をしこともなく、常に安全運転を心掛けている者です。
私は運動神経が良くないので、車の運転には自信がなく、そもそも免許を取得する予定もなかったのですが、第一志望の横浜の会社へ就職するためには運転免許の取得が絶対条件だったので、仕方なく教習所へ通った次第です。
現在は横浜の本社勤務をしているのですが、来年か再来年からは地方勤務をしなくてはいけなくて、そのときに車を運転しなければいけません。今は電車でどこにでも行くことができるので、車を運転する必要はないのですが、急に地方に行ってすぐに運転しろと言われても自信がないので、自分で安い車を購入して休日を中心に運転の練習に励んでいます。
自分で事故を起こしたことはないですが、先日車を運転中に事故現場に遭遇してしまいました。
タクシーと軽自動車が接触事故を起こしたようで、現場には明らかに動揺している軽自動車の運転手が立っていて、タクシーの運転手に怒られている光景を目にしました。その後警察がきててきぱきと動いていましたが、軽自動車の運転手を見てきっと私も事故を起こせば怖くなって冷静な判断ができなくなると思ってしまいました。
冷静に行動するためには、事前にそんなときに自分がどのように行動すれば良いか頭の中でシミュレーションしておくことが大事だと思います。交通事故を起こしたときに真っ先にすべきことを教えてください。

yajirusi

A

警察への届出は忘れず行いましょう

交通事故を起こしてしまったら、いかなる場合でも警察への届出を忘れず行いましょう。交通事故を起こせばいろいろな問題が発生します。
そもそも警察への事故の報告は全てのドライバーの義務です。それを怠ると、交通事故問題が起きたときに、自分を不利な状況に追い込んでしまうことにもなりかねません。
車同士の事故では、加害者と被害者がいることになり、それぞれの立場でやるべきことが異なります。
交通事故の加害者になってしまったときには、直ちに自動車の運転を停止してください。事故を起こすと頭が真っ白になって、その場を立ち去るドライバーもいますが、そうなると引きひげ事故になってしまい重い罪に問われることになってしまうので、絶対にその場を立ち去ってはいけません。
冷静になるのは難しいかもしれませんが、必ず車を停止させて救護措置を行いましょう。周りに負傷者がいないか確認して、必要に応じて救急車を呼ぶなどの対処をしましょう。
同乗者がいる場合は、その方の状態も確認してください。自分が負傷している場合などで、救護措置ができない場合は、周りに応援を呼び掛けてください。
具体的には、負傷者を安全な場所に移動させたり、119番通報をしたり、AEDの手配を行ったりします。次に、二次災害を防ぐために、車を安全な場所に移動させて、必要に応じて発煙筒などの停止表示器材などを利用して後続車に事故が起きていることを知らせてください。
緊急の救済措置や二次災害対策を終えたら、110番通報して警察を呼びます。自動車保険に加入している場合は連絡を入れましょう。
交通事故の被害者になってしまった場合は、基本的に負傷者の救護は加害者が行うべきことですが、加害者が怪我をして動けない場合や動揺して行動できないような場合は、被害者も救護活動や二次被害対策などを行ってください。
それを終えたら警察へ連絡します。交通事故を起こした加害者から、警察への連絡をしないで欲しいと頼まれるようなこともあります。しかし、被害者はこのような要求を受け入れてはいけません。いかなる場合でも、警察への届出は必須となっています。
その場で示談を申し出てくるような加害者もいますが、これにも応じてはいけません。交通事故に逢ったときには、そのときは大丈夫だと思っても事故後に後遺障害が出ることもあります。
保険会社や弁護士などに任せた方が、示談で解決するよりも正しい判断をしてもらえますし、もらえる慰謝料などの額も高くなる可能性が極めて高いです。
被害者は加害者に関する情報を収集してことが大事です。相手の運転免許証以外にも、事故車両に関する情報もしっかり確認してメモを残しておきましょう。事故の記憶が鮮明なうちに、事故の経緯や現場の見取図、写真なども残しておきましょう。
被害者が自動車保険に加入している場合は、保険会社へ通知してください。
事故の目撃者がいる場合は、その方の名前や住所などを教えてもらっておくことを推奨します。このときに警察にも目撃者の情報を伝えておきましょう。
交通事故の被害者になった場合は、自分では怪我などがないと思っても、必ず病院に行って医師の診断を受けてください。医師の診察を受けて診断書をもらっておきましょう。
仕事があるなどの理由で病院に行くことをしない方も多いようですが、時間が経てば経つほど交通事故との因果関係を証明することは難しくなり、損賠賠償などが受けられなくなってしまうこともあります。

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