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Q

過払い返還をするメリットとデメリットとは

質問 過払い金については以前からその存在は知っていましたが、私の場合は借入していた額はそれほど大きくはなく計画的にカードローンを使用していたので、たとえ過払い金が発生していたとしても多額の過払い金を取り戻せるとは思っていませんでした。というわけで、は過払い返還についても他人事だと思っていました。
しかし、最近テレビCMを見ていて少額の借入と返済を繰り返していた人が多額の過払い金を受け取ったと事例があることを知り、もしかするとこれは私みたいな人への問いかけではないかと思いました。
私の周りにも少し前にはなりますが何人か過払い金の返還請求をした人がいたので、アドバイスをもらおうと経験者2人から話を聞いてみました。すると、一人には迷わず行動に移した方がよいと言われて、もう一人には現在も借入中ならいろいろ面倒なことになるから目先の金に目をくらませない方がよいと言われました。
両者ともに過払い金の返還は弁護士に任せたので、私が知りたい詳しいことまでは聞くことができなかったのですが、過払い返還をするメリットとデメリットについて詳しく教えて欲しいです。
それと、弁護士に依頼しなくても現在借入中の消費者金融などと自分で交渉できるとも聞いたのですが、その方が弁護士を間に入れるよりも事を穏便に済ませることができるような気がしています。自分で交渉することのメリットやデメリットもあれば、それも併せて教えてもらえるとありがたいです。

yajirusi

A

借金返済中の場合は注意すべきことがいろいろあります

過払い金の返還請求をする最大のメリットは、お金が戻ってくるということです。過去の取引額によっては、想像をはるかに超える金額になることもあり、たとえ少額の借入を数年間繰り返していただけでも、数十万円以上のお金が戻ってくることも多いです。
借金をすでに完済している場合は、デメリットと呼べることないので、迷わず行動に移すことをおすすめします。ただし、過払い金は完済してから10年で時効になるため、その前に請求をしなくてはいけません。
問題は、現在も引き続き借入を継続しているケースです。もちろんこの場合でも過去に過払い金が発生しているなら、借金が帳消しになって手元にまとまったお金が戻ってくることもあります。それができれば借金地獄から回避できるので、それは大きなメリットであると言えます。
しかし、借金返済中に過払い金の返還請求をすると、過払い金が確定するまでの間に信用情報機関に事故情報が登録される可能性があるのです。こうなると、いわゆるブラック状態となり、クレジットカードを作ろうとしたり他からローンを組もうとしたりしても審査に落とされるなどの不利益が生じてしまいます。
クレジットカードを使用できなくなっても他から借り入れができなくなってもよいと安易に考えて実行に移すと、後悔することになる場合もあるので注意が必要です。
たとえば、過払い金を請求したクレジットカードについては利用できなくなるため、そこから公共料金などを支払っていた場合は毎月の支払に支障が出てしまいます。その後は口座からの引き落としやコンビニ払いにしなければいけなくなるので、事前に支払い方法を変更しておきましょう。
クレジットカードにポイントが貯まっている場合は、それが消滅してしまう可能性が高いので、事前にポイントを使い切るなどの対策をしましょう。
対象のクレジットカードのサービスとして提供されているETCカードも使用できなくなる可能性もあるので、その点についても対処しておく必要があります。
過払い金の返還請求は、弁護士や司法書士などの専門家に頼まなくても自分でも行うことはできますが、それは避けた方が無難です。自分で交渉した方が穏便に事を進めるという考えは捨てた方がよいと思います。
過払い金返還請求を実現させるためには法的知識や貸金業者との交渉経験が必要で、素人が満足いく結果を出せる確率は非常に低いのが現実です。
自分で過払い金の返還請求する場合、貸金業者とのすべての手続とやり取りを自身する必要があります。過払い金を取り戻すには、たとえば借入先の業者から取引履歴を取り寄せて、利息制限法に基づいて利息の引き直し計算を行わなくてはいけません。
業者によっては複雑な形式の取引履歴もあるため、貸金契約の専門知識がないと正しい計算をすることもままなりません。そもそも、貸金業者は過払い金の返還請求に応じようとしなかったり、応じても減額した金額で和解したりしようとします。
提示された金額に納得いかない場合は裁判で争うことになります。裁判になると結局弁護士に依頼してさまざまな主張をしなければいけなくなるため、それなら最初から弁護士に依頼した方がよいと言えるのです。貸金業者も百戦錬磨の弁護士なら素人相手のような減額を要求してくる可能性は低いです。

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